最近プライムビデオの「迷宮事件ファイル」というドキュメンタリーにはまっています。
アメリカの未解決事件をテーマにしたものです。
アメリカでは時効がないので、何十年と経った事件でも捜査が続けられ、突然解決することがあります。
今回はシーズン2を全部見ましたが、その中でも最後のエピソードである「唯一の生存者」が強烈でした。
一家惨殺事件で一人だけ生き残った女の子(女性)の話です。
事件後、彼女は犯人が生き残った自分を殺しに来るのではないかと不安に襲われ、自殺未遂やドラッグ中毒で精神病院に入ったり路上生活を経験します。
事件は未解決のままでしたが、数十年後DNAによって犯人が捕まります。
彼女は意見陳述で犯人に対し「あなたは私の正気を奪い、私がなるはずだった私を奪った」と話します。
ドキュメンタリーの最後、彼女はこれまでずっと被害者として生きてきたが、もう被害者でいたくないと話します。
犯人が逮捕されてから、彼女は自分の経験を被害者ではなくサバイバーとして語ることができるようになったのかもしれません。